ジャパンエナジーは、CSR活動の一環として、同社の社員とその家族がボランティアとして参加し、10月18、19日の両日、グループ会社であるジャパンエナジー石油開発の中条油業所(新潟県胎内市)近隣の村松浜海岸で植林などを実施した。
中条油業所が所在する地域は、冬は日本海から吹き付ける風雪が厳しく、常緑樹の松が砂防林として地域の人々に守られてきたが、最近は生活様式も変わり、松林の荒廃が進んでいる。特に松食虫の被害は深刻で、中条油業所構内の松林も被害を受け、1990年代初頭に6000本程度あった赤松が1990年代後半には半分以下に激減した。このため、中条油業所では、1998年から同事業所構内と周辺の松林保全に取り組み、親松から実生松(松の幼木)を得るなど、赤松林の再生に成果をあげてきた。
こうした中、社員のボランティア活動のきっかけづくりとして、中条油業所における環境保全活動の取組みに絡めて、2004年に植林の実習やボランティア体験のプログラムを開始した。5回目となる今回は、中条油業所近隣の村松浜海岸にある保安林で植林などを行った。