インド日産、輸出環境を整備…次期 マーチ など世界戦略拠点

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インド日産、輸出環境を整備…次期 マーチ など世界戦略拠点
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日産自動車は、現地子会社であるインド日産会社がエノール港会社(EPL)と完成車を輸出するための港湾施設使用に関する覚書に調印したと発表した。

EPLは2010年6月末までに車両輸出ができる14万平方mの埠頭を新たに整備し、インド日産がエノール港から完成車を欧州向けに輸出する。

インド日産の木村昌平社長は「エノール港は完成車を輸出するための必要な条件を全て満たしている。今後、EPLと連携し、コスト競争力のある車両のタイムリーな輸出を実現したい」とコメント。

EPLはインド日産の輸出計画に沿って、新港湾施設の使用権を優先的にインド日産に提供する。インド日産は2010年度下期から主に欧州向けに輸出を開始し、輸出台数は2011年に約11万台、将来的には18万台まで引き上げる予定。輸出するモデルは新開発のAプラットフォームを採用した次期型『マイクラ』などの車種になる予定。

日産は5月に発表した同社の新五か年経営計画「日産GT2012」の中で、新型Aプラットフォームを採用する車種を5つの競争力のある国で生産する計画を発表している。インドはその1つであり、今後、グローバルな生産拠点として重要な役割を果たすことになるとしている。

《レスポンス編集部》

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