東京スカイツリーに最速と最長のエレベーター

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東京スカイツリーに最速と最長のエレベーター
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東芝エレベータは16日、2011年度に開業予定の高層タワー「東京スカイツリー」(東京都墨田区)向けに、大容量タイプとして国内最高速エレベーターおよび日本最長エレベーターを受注したと発表した。

受注したのは大容量エレベーターとしては国内最高速となる分速600mの40人乗り・超高速エレベーター4台と、昇降距離が日本最長(464.4m)の業務用エレベーター2台、合計6台の高速エレベーター。大容量・国内最高速エレベーターは、東京スカイツリーの主要動線として、地上から第1展望台(地上高350m)を直通、所要50秒弱で結ぶ。

受注したエレベーターは、同社の世界最高水準の技術力を結集し、東京スカイツリー向けにおいて快適な乗り心地を実現するため、かごの形状の最適化をはかった「整風カプセル」や、風・地震などによる建物揺れに対し安全性を確保するための強風・長周期地震管制運転などの技術を搭載する。

東京スカイツリーは、新デジタル放送時代の核となる施設として位置付けられ、タワーの高さは約610mと電波塔として世界トップレベル。2つの展望施設や放送施設、店舗、レストラン等が計画されている。

タワーの着工は08年7月、竣工・開業は11年度の予定。またエレベーター発注は施工を担当する大林組からとなる。

《高木啓》

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