三井物産は、ウラニウムワン社から、同社が保有する豪州南オーストラリア州ハネムーン鉱山を含む6つのウラン鉱区の権益を取得することで合意し、売買契約書とこれらの鉱区の共同開発を進めるための合弁契約書を締結した。
権益取得費と三井物産が負担する開発総投資額の合計は1億0400万オーストラリアドル(約73億円)となる見込み。
今回三井物産が取得する鉱区は未開発鉱区だが、ハネムーン鉱山は既に開発許可を取得、開発工事も始まっており、2009年末から2010年に商業生産を開始し、年間生産規模は400トン程度、操業期間は6年間を予定している。
ハネムーン鉱山に係る開発費用については、ウラニウムワン社と三井物産で合弁事業に対する出資比率に応じて、ウラニウムワン社が51%、三井物産が49%を負担する。
ハネムーン以外の鉱区については、ウラニウムワン社と三井物産は、今後共同でこれらの鉱区の探査活動を行い、具体的な事業化計画を検討する。
今回の事業は三井物産にとり初のウラン権益取得案件となる。