臨海都心メガウェブで4日に行われた「“F”COMMUNICATION 2008 トヨタ F1カースペシャル走行イベント in MEGA WEB」。トークショーが2部行われた。
第1部は「TDP（トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム）スペシャルトークショー“人材育成が支えるトヨタモータースポーツの未来”」。TDP所属の中嶋一貴選手（ウィリアムズ）と小林可夢偉選手（トヨタサードドライバー）、両名を輩出したフォーミュラトヨタ・レーシング・スクール（FTRS）校長の関谷正徳氏、フジテレビのF1解説でお馴染みの森脇基泰氏の4名が登壇した。
一貴・可夢偉両選手は、まず恩師に対する当時の感想を半ば無理やり（？）白状させられ、「存在感だけで怖かったです」（一貴）、「怒られまくったので、今でも怖いです」（可夢偉）とコメント。それに対し関谷氏は、「一貴は当時も優等生で、怒った記憶はないですね。可夢偉は昔からヤンチャで（笑）、結構怒った記憶があります」と当時を暴露した。
関谷氏はそんなふたりに対し、「自分が今の時代に生まれていたら、このふたりがいるのでレーサーになれなかったね」という最大限の評価も送っていた。そして一貴選手は日本GPに対して、「いい状態で来ていますので、ベストを尽くしてがんばります」とファンに誓った。
第2部は、「トヨタF1スペシャルトークショー“ホームグランプリを戦うトヨタF1チーム”」。可夢偉選手と森脇氏は引き続き出演となり、そこにトヨタF1のレギュラードライバーのティモ・グロック選手、TMG技術コーディネーション担当ディレクターの新居彰年氏の2名が登壇した。
グロック選手、新居氏ともにトヨタのF1マシンの尻上がりで調子が上がってきていることをまずはコメント。
続いて、可夢偉選手が富士スピードウェイを初めて走るグロック選手のため、CG映像でレクチャー。しかし、実は改修後のコースで可夢偉選手はレースをしておらず、新レイアウト部分は「ここら辺は人それぞれ」などとかなりアバウト。「これならゲームで覚えるのと変わらないよ（笑）」と、グロック選手にツッコミを入れられていた。
最後に、グロック選手は、「コンストラクターズ4位を目指すためにも、富士ではがんばります。みなさんの思いが背中を押してくれるので、ぜひとも応援をよろしくお願いします」とコメントした。
