モリタHD、宮田工業へTOBを実施

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モリタホールディングスは、資本提携している宮田工業に対して株式公開買い付け(TOB)を実施して連結子会社化すると発表した。モリタは、現在、宮田工業に10%出資する第2位の株主だが、連結子会社化する。

宮田工業は、自動車事業が主力だが、防災事業でも製品開発、製造に関して高い技術力、販売力を持つ。

モリタは、10月から持株会社化したのを機に、消火器、防災設備を中心とした防災事業をポンプ事業に次ぐ第2の柱にすることを最重要課題に掲げており、今回宮田工業を子会社化することで連携を強化、双方が持つ技術を活用した新たな商品提案や双方の販売チャンネル、営業インフラの相互活用などで事業の競争力を強化する。

モリタのTOBに対して宮田工業は賛同しているほか、宮田工業に40.69%出資する筆頭株主のパナソニックは応募することを表明している。

TOBの期間は10月9日から11月7日まで。TOB価格は1株につき205円で、パナソニックから1155万8000株を取得して出資比率を50%超に引き上げる。

《レスポンス編集部》

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