日産の米国新車販売、36.8%の大幅減…9月実績

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日産の米国新車販売、36.8%の大幅減…9月実績
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北米日産は10月1日、9月の新車セールスの結果を公表した。総販売台数は5万9565台。前年同月比は2か月ぶりのマイナスとなり、36.8%減と大きく落ち込んだ。北米専用SUVの『ローグ』を除く全車が前年実績を下回っている。

日産ブランドの乗用車系は『アルティマ』が42.4%減の1万6043台、『セントラ』が34%減の5348台となったほか、小型車を代表する『ヴァーサ』(日本名『ティーダ』『ラティオ』)も11.5%減の6279台と不振。6月末に発売した新型『マキシマ』も、19.1%減の4996台と後退した。

ライトトラック系(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)では、『フロンティア』が72%減の1534台、『タイタン』が44.7%減の2872台、『エクステラ』が66.3%減の1361台、『パスファインダー』が84.8%減の1079台、『アルマーダ』が63.8%減の999台、『クエスト』が82.9%減の410台と、いずれも大幅に減少。8月実績は販売奨励金の増額で販売を伸ばした日産のライトトラック系だが、9月はその効果が持続しなかったようだ。

唯一、好調だったのが小型SUVの『ローグ』。前年同月比507.5%増の5054台を販売して、日産ブランドを牽引した。

インフィニティブランドでは、マイナーチェンジ前の『Gセダン』(日本名スカイライン)が30.3%減の2676台となったほか、『M』(日本名フーガ)が22fi減の1077台、新型『FX』が14.8fi減の1181台と販売は不調。2008年発売の新型『EX』は1279台と健闘している。

1 - 9月の累計販売台数は78万5698台で、前年同月比は3.4%減とホンダとともに落ち込み幅は少なめ。しかし、米国の景気の冷え込みを考えると、10月以降も販売の大幅回復は期待薄だ。

《森脇稔》

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