気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年10月6日付
●太陽電池アジア台頭、世界から工場誘致(読売・2面)
●F1開催、トヨタ背水 日本GP 昨年はトラブル多発(朝日・5面)
●“車共有”で乗り切れ、カーシェアリング、ガソリン高で脚光(産経・8面)
●「景気悪化」94%に急増、米危機響く「1年以内に回復」5割(日経・1面)
●工科専門学校に「ハーレー」学科、ハーレーダビットソン(日経・11面)
ひとくちコメント
今週末、F1の日本グランプリ(GP)がトヨタ自動車の子会社が運営する静岡県の富士スピードウェイで開催される。12日は決勝レースが行われるが、トヨタ関係者にとって気掛かりなのが当日の天候と運営状況だろう。
きょうの朝日が書き出しで「昨年は運営トラブルが多発。今年は危機管理の達人を投入し、F1ファンのハートを取り戻すべく、汚名返上を目指す」と取り上げ、「トヨタと地元。今年の日本GPは両者にとって正念場だ」と結んでいる。
今年は昨年の反省から「数10億円の改修費を投入」(トヨタ関係者)。陥没のあった道路を深く掘り起こして分厚いコンクリート舗装に改修したり、雨宿り用の屋根や仮設テントを増設するなど降雨対策も万全という。最高峰の自動車レースの戦果も去ることながら、運営面での“カイゼン”ぶりも見逃せない。