気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年9月17日付
●リーマン破綻、米金融市場動揺AIGを格下げ台(読売・1面)
●ボルボと新トラック、日産ディーゼルが共同開発(読売・8面)
●出光、ガソリン卸値毎週改定へ 価格変更月曜に注目(読売・11面)
●松下ブランド10月から変更、洗濯機も「パナソニック」(朝日・8面)
●日本景気、谷底も 輸出減速円高も逆風(産経・2面)
●GM 経営危機下の100周年、環境対応車事業の柱に(日経・11面)
●VWの出資比率35%に引き上げ、独ポルシェ(日経・11面)
●研究開発拠点を上海にGM新設(日経・11面)
ひとくちコメント
米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻ショックが世界の金融市場に広がっている。きょうの各紙も「リーマン破綻」関連の記事を1面はじめ、経済面や社説などで詳細に伝えている。
16日は、東京市場でも日経平均株価は3月17日の年初来安値を割り込み、前先週比605円安の1万1609円に下落。3年2か月ぶりの安値を記録した。ドル安円高も加速し一時103円台まで上昇。当然輸出が好調な国内自動車メーカーにも先行きには不透明感が漂う。朝日は「もともと厳しくみていたつもりだが、さらに景気は深刻になるかもしれない」とトヨタ自動車幹部の談話を取り上げている。
それにしても、リーマン破綻の第一報は15日昼下がり(日本時間)。その日は祝日のため夕刊はなく、翌16日朝刊も休刊日。破綻の経過はネットかテレビ・ラジオのニュースで知るしかなかった。きょうの産経の1面トップは「外的ショックもろい日本」と“3日遅れ”で掲載しているが、速報性に欠けた新聞報道ももろい。