パトカーの追跡を妨害? 警官に暴行

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6日未明、神奈川県横浜市戸塚区内の市道で、暴走族の取り締まりを実施していた警官をバイクで引きずるなどして負傷させたとして、28歳の男を公務執行妨害の現行犯で逮捕した。追跡対象の暴走族を逃がすため、パトカーを故意に抑止したとみられる。

神奈川県警・藤沢署によると、事件が起きたのは6日の午前1時30分ごろ。横浜市戸塚区東俣野町付近の市道で交通違反を繰り返す暴走族のバイクを追跡していた同署・地域課のパトカーに対し、1台のバイクが割り込み、パトカーの走行を妨害にするかのように減速した。

バイクはパトカーの前で停止。26歳の巡査が職務質問を実施しようとバイクに手を掛けたところ、男はバイクを急発進。巡査はバイクに約5m引きずられる状態となった。

パトカーを運転していた28歳の巡査が走って追いかけ、男を取り押さえようとしたが、男はこの巡査の顔面を殴打するなどの暴行を加えた。引きずられた巡査も加勢に入り、男は公務執行妨害の現行犯で逮捕された。2警官は打撲などの軽傷を負っており、今後は傷害容疑でも捜査を行う。

逮捕されたのは同市内に住む28歳の男。調べに対して男は「殴っていない」などと供述。パトカーの走行妨害も否認しているという。警察では暴走グループを逃がす目的で、故意にパトカーを停止させたものとみて、男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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