出光興産は、PMIトレーディング社(メキシコ国営石油会社のトレーディング部門子会社)に年間20万キロリットルの軽油を輸出する契約を締結した。
石油製品の国内需要は、原油価格の高騰により減少傾向にあり、今後、需要の減退が加速することが予想される。
こうした環境のもと、同社では輸出による販売の強化が重要と認識、堅調な需要が見込めるメキシコ向けに、20万キロリットルの軽油を輸出する年間契約を締結した。
メキシコ向けには今後、軽油に加えてガソリンの輸出なども検討するとともに、他の地域に向けても、積極的に輸出拡大の検討を進める予定。
同社の2008年度石油製品の輸出量は、前年度比50万キロリットル増の約150万キロリットルの計画。