欧米に出掛けると耳慣れないカーナビメーカーが数多くあることに気付く。
なかでもナビゴンは自社ブランドでPNDを展開しながら、多くのカーナビメーカーに対してOEM供給を行っていることでも知られる。日本でもナビゴンからOEM供給を受けているカーナビメーカーがあるようで、それを含めればそのシェアは想像以上に大きいことがわかる。
そんな中、IFAで披露されたのはベーシックなナビゴン『1200』、『1210』と、ミドルクラスのナビゴン『2150max』、ナビゴン『2200』、『2210』、それに上位機種となる『7210』の4タイプ6モデルだ。
1200/1210は画面サイズをタッチパネル機能付3.5型モニターを備え、車線ガイドや速度規制のアシスタントなどを搭載。3Dアイコンや交通情報のTMCといった“プラスα”的な機能は一切搭載しないが、価格は地図情報をドイツ・オーストリア・スイスに限った1200で129ユーロという破格の値付けを実現している。
2150maxは4.3型タッチパネル機能付きモニターを備え、ハンズフリー通話に対応するBluetooth(ブルートゥース)機能を搭載。ストリート名をTTS:Text to Speechで読み上げたり、PCとの情報リンクも実現する。価格は299ユーロ。
2200/2210は、ナビ機能の基本部分はほぼ2150maxのスペックを踏襲するがPCとの情報リンクには非対応。一方で警察や病院へ緊急通報できる機能を備える。価格は、欧州40カ国の地図データを収録した2210で179ユーロと、リーズナブルな価格設定を実現している。
上位機となる7210は、MP3などの音楽再生機能こそ搭載しないものの、緊急通報やTTS、地図データ更新機能など、ユーザーニーズの高い機能を盛り込んだモデルとなっている。価格は349ユーロと充分お買い得感を感じさせる設定となった。