横浜ゴムは、地球温暖化防止に向けた地域一丸の活動として進めている「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトで、昨年11月の平塚製造所を皮切りに今年6月15日の茨城工場までで国内における2008年の植樹計画を完了したと発表した。
平塚製造所、三重工場、三島工場、尾道工場、茨城工場、長野工場の6拠点で合計約6250人が参加、約5万1900本を植樹した。
今後、ヨコハマタイヤフィリピンが8月、杭州横浜輪胎有限公司が11月に植樹を実施する予定で、国内に続いて海外生産拠点での活動を開始する。2009年は未実施の新城工場で2009年5月ごろ、海外生産拠点に加え、国内各工場で第2期植樹を実施する。
YOKOHAMA千年の杜プロジェクトは、地球温暖化防止を目的に、創立100周年を迎える2017年までに国内7生産拠点、海外11生産拠点に約50万本の苗木を植えるプロジェクトで、2007年にスタートした。
植物生態学者の宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授)の指導の下、その土地本来の土壌、気候にあったさまざまな苗木を混植・密植することにより、100年、1000年と続く「ふるさとの森」を創生するのが目的。
自前の杜づくりを目指し、どんぐりの採取・育種、苗床づくり、植樹など全ての作業を横浜ゴムの従業員と地域住民で行っている。