【GM100周年 特別企画】「車内では歌を歌っているよ。サッチモもチェット・ベイカーも歌ったんだから。」 日野皓正インタビュー

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【GM100周年 特別企画】「車内では歌を歌っているよ。サッチモもチェット・ベイカーも歌ったんだから。」 日野皓正インタビュー
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ジャズ・トランペッター 日野皓正

日本ジャズ界屈指のトランペッターであり、65歳にして今なお、世界各国で精力的にライヴ活動を行う日野皓正(ひの てるまさ)。50年以上にも及ぶキャリアの中、日本人初のブルーノート・レーベル専属契約など、数々の輝かしい経歴を残し、トランペット一本でサクセスをつかんだ。日本人でありながら「アメリカン・ドリーム」を実現した男であり、その意味で日本で最もキャデラックが似合う男の一人だ。そんな彼が見据える「次なる夢」は「ワールド・ドリーム」とも言うべき壮大なものだった。

◆キャデラックCTSにアメリカの底力を感じる

「キャデラック」はアメリカ人にとって特別な意味を持つブランドだが、1975年から30年以上ニューヨークを活動の拠点としてきた日野の目に、それはどう映っていたのか。

「やっぱり“アメリカン・ドリーム”。成功した人だけが乗ることを許されたクルマだったよね。時代の流れの中で、そのイメージは変遷していったけど、最新のキャデラック車にはアメリカの底力を感じるよ。“ジャズを生んだ国アメリカ”の本気がこのCTSに詰まってる。映画、音楽、スポーツ……多くのアメリカ文化の影響を受けてきた僕にとって、キャデラックはいずれ乗るべきクルマだったのかもしれないね」

赤いCTSを降りると、すこし距離をおいてアングルを確かめる日野。そして荷物からニコンD300を取り出して、リアクォーターから縦にLEDが並ぶ特徴的なテールランプを撮影しはじめる。写真の個展も予定し、クルマでの移動の際には常にカメラを持ち歩いているという。

◆車内はプライベートスタジオ

キャデラックSTSを愛車に持つ日野は、自らがハンドルを握って現場に出向くほどの運転好き。ドライブ中の車内は、新しいアイデアが湧く空間でもあり、ふだん人には見せることのない、意外な一面が見られることも。

「運転は集中しつつもリラックスできる特別な行為。関東圏の仕事ならばマーネージャーとは現地集合でいつも自分の車でいくよ。だから欧州車からキャデラックに乗り換えた決め手も試乗だった。選ぶ理由はこのデザインだけじゃない。走りの安心感や心地よさも僕には重要なんだ」

「車内で何をしているかって? カラオケ。実は歌の練習もしてるんだ。サッチモ(ジャズ界を代表するトランペッター、ルイ・アームストロングの愛称)もチェット・ベイカー(ヴォーカルの評価も高い白人トランペッター)も歌ったんだから。でもまだ人前では歌わないよ。きっと75歳ともなるとトランペットだけだと体力的にワンステージきつくなるんだ。そのときのための練習だから。吹けるうちはトランペットに専念しろ、そのうちに歌うチャンスをやるからって音楽の神様に言われているからね」

《鷲尾康彰@DAYS》

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