日本精工、中国で研究開発体制を強化…新社屋を建設へ

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日本精工、中国で研究開発体制を強化…新社屋を建設へ
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日本精工は8日、中国における研究開発法人の恩斯克研究開発有限公司(NSK中国R&D)の新社屋の起工式を実施、式典には、日本精工の朝香聖一社長、中国NSKの高橋伸一郎総経理のほか、地元行政関係者をはじめとする来賓が出席した。

新社屋の竣工は2009年夏の予定。

日本精工は、中国で生産、販売、技術体制の強化を進めている。同社は中国でのビジネスのスピードアップを図り、2010年には中国での事業規模を1000億円まで拡大する計画だ。

同社は2003年12月に、中国の技術拠点を同国の主力生産拠点である昆山NSK有限公司(上海市近郊)の中の一部門として設立した。現在、中国技術部の65人が、主に玉軸受の実験や評価などの技術サポートを行っている。

中国市場の成長に伴い、今後、軸受、自動車関連製品、直動製品の全製品に関する基礎研究から技術サポートまでをカバーし、中国独特の市場ニーズに対応する体制を整える。このため、中国技術部を新たに設立する独立した研究開発法人に移すとともに、2011年には約300人にまで増員する計画だ。

《レスポンス編集部》

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