イビデンは7日、DPF(ディーゼル車黒煙除去フィルター)の世界生産累計が同日で1000万個を超えたと発表した。2005年の欧州排出ガス規制「ユーロIV」の発効により生産量が大幅に増えた。
同社が生産するSiC(炭化ケイ素)製DPFは2000年6月に世界で初めてディーゼル乗用車に搭載。以後、欧州を中心に需要が拡大してきた。国内のほか、現在では連結子会社のイビデンDPFフランス、イビデンハンガリーでも生産。ユーロ㈿が発効した2005年からは飛躍的に生産・出荷が拡大した。2006年12月には世界累計生産が500万個を超え、1年半で1000万個に達した。