ジャパントラストは、国土交通省が1月から行う令和6年度(2024年度)「国際物流の多元化・強靭化に向けた実証調査」において、米国大陸を横断する新たな輸送ルートの実証実験に参加すると発表した。
この実証実験は、国際物流の安定化を目的としたもので、従来のスエズ運河や喜望峰経由のルートに加え、新たな輸送ルートの有効性を検証する。
具体的には、日本から米国西海岸までコンテナ船で貨物を輸送し、ジャパントラストのロサンゼルス現地法人のGREAT LUCK社と協力しながら米国大陸を鉄道で横断、米国東海岸から再びコンテナ船で欧州へ輸送する。
ジャパントラストは、この実証実験を通じて、国際物流における多様な選択肢の提供を目指す。新たなルートの確立により、輸送時間の短縮やコスト削減、災害や地政学的リスクへの対応力強化など、顧客企業のサプライチェーンの強靭化に貢献することが期待される。