ベビーアルファ、MiTo…で、ですね、なんと読む?

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ベビーアルファ、MiTo…で、ですね、なんと読む?
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アルファロメオの新型コンパクトカー『MiTo』。イタリアでは「ミート」と発音される。イタリアの自動車ナンバーの略号、Mi(ミラノ)とTo(トリノ)にかけたネーミングだ。アルファロメオゆかりの地ミラノと、イタリア自動車産業の中心地トリノにちなんだものである。

MiToは開発が明らかになった当初、ファンの間でコードネームである「955」や「ベビーアルファ」の愛称で呼ばれていた。やがて新名称は、往年のアルファロメオにも使われたことのある「ジュニア」という説が有力となった。

しかし2007年10月、アルファロメオは世界5か国の自動車誌上で、ネーミングコンテストを実施。結果として同年11月には上位12候補(アジェア、エノス、エヴェルソ、フィーラ、フリオーザ、ミーロ、モッド、ソレア、スパーヴォ、ヴェルヴェッタ、ヴェントゥーラ)が発表された。その中でも、イタリア国内投票で最上位だったフリオーザ(Furiosa。怒り狂った、荒れ狂ったを意味する伊語)になるのではという憶測が飛んだ。

だが2008年3月、メーカーは新型車の名称を「Mi. To」と発表。その段階では「Mi.To」と、Mi の後に「.」ピリオドがあったのだが、6月19日の正式発表時点ではピリオドがとれてMiToとなった。イタリア語の「mito」(神話)を想起させることも意図したと思われる。

思えば、2003年に現行フィアット『パンダ』が発表された前も、当初「ジンゴ」になる予定だったが、発売直前でルノーから『トゥインゴ』と混同されやすいとの抗議を受けて、パンダに改めた。フィアット系のネーミングは、最後までわからないといってよい。

蛇足ながら、米大統領予備選のオバマ・フィーバーで福井県小浜市が勝手に応援したのにならい、茨城県水戸市あたりが公用車にMiToを導入、なんていうのはいかがだろうか?

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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