新日鉄のハイドロフォーミング設備に発明賞

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新日鉄のハイドロフォーミング設備に発明賞
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新日本製鐵は、「コンパクト型ハイドロフォーミング設備の開発」が2008年度全国発明表彰の「発明賞」を受賞したと発表した。

社会法人発明協会が主催する全国発明表彰は、発明の奨励・育成を図り、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的として行われている伝統のある賞。

新日鉄は、トヨタ自動車と共同で、鋼管の液圧加工(ハイドロフォーミング)の設備を大幅にコンパクト化、かつ省エネルギー化することに成功し、産業への普及に貢献していることが高く評価され、今回の受賞となった。

ハイドロフォーミングは上下2つの金型に素材である鋼管をセットし、鋼管内に水を充填し、高水圧を付加しながら鋼管を金型に押し込むことで金型形状に沿わせる成形法。複数の部材を溶接して製造していた部品を溶接部無しで一度に成形できるため、部品の高剛性化・軽量化、溶接設備や金型数の削減によるコストダウンが可能な成形方法だ。

しかし、従来のハイドロフォーミング装置は、装置が巨大で高価で、部品成形時の金型の押さえ込みを大きな油圧プレス機で行う構造のため、エネルギー消費量も莫大だった。

これに対し今回受賞した開発機では、材料・構造・圧力システムに新たな設計思想を取り込むことにより、設備の大幅なコンパクト化・省エネルギー・設備費低減を実現した。また、装置のコンパクト化により、インラインでの成形が実現し、効率的な生産システムの構築が可能となった。
《レスポンス編集部》

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