三井物産、堆積岩から石油を抽出---事業化調査に着手、米国で

自動車 ビジネス 企業動向

三井物産、堆積岩から石油を抽出---事業化調査に着手、米国で
  • 三井物産、堆積岩から石油を抽出---事業化調査に着手、米国で
三井物産は、米国オイルシェールエクスプロレーション社(OSEC社)、ブラジル国営石油会社ペトロブラス社と、米国ユタ州でのオイルシェール開発プロジェクトの事業化調査を共同実施することに合意、3社間で関連契約を締結した。

今回の契約により、三井物産は、事業化調査終了後に一定条件の下、OSEC社からプロジェクトの事業権益を10 - 20%程度取得する権利を得た。

オイルシェールは、石油になる前段階の炭化水素分を多く含む堆積岩で、地中からの採掘後、熱分解(乾留)することによって石油が得られる資源。世界中に約2兆バレルという膨大な原始埋蔵量があると推定されており、世界のエネルギー安定供給への寄与が期待される非在来型石油資源だ。

現在はブラジル・中国などでの小規模生産にとどまっており、世界のオイルシェール埋蔵量の約7割が存在すると見られている米国でも商業生産に着手したプロジェクトは無い。しかし、最近の油価高騰並びにエネルギー安全保障の重要性の高まりを背景にオイルシェール開発の動きが活発化している。

今回の事業化調査は、2007年にOSEC社が米国政府からリース権を取得したユタ州鉱区(ホワイトリバーマイン鉱区)を中心に実施する。調査では、三井物産がプロジェクトの運営・推進に関わるアドバイスを行い、ペトロブラス社がブラジルで30年以上の実績を有する独自のオイルシェール生産技術・ノウハウを活用する。同鉱区は合計30億 - 40億バレルの原始埋蔵量が見込まれ、2013年頃から段階的に生産を開始し、日量5万バレル規模の商業生産を目指す。
《レスポンス編集部》

編集部おすすめのニュース

特集