三菱商事、ナイジェリアでLNG生産に向けて詳細事業化を検討

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三菱商事は、ナイジェリアのOML122鉱区でのLNG FPSOを利用した液化天然ガス(LNG)生産プロジェクトに向け詳細事業化の検討を行うことについてFLEX、Peak Petroleum Industries Nigeriaと合意、3社間で基本合意書を締結した。

今回の契約に基づいて今後三菱商事は両社と協力し、詳細開発計画の策定、プロジェクト関連契約をまとめ、投資決定を目指す。

世界的にLNG需要が高まる一方で、新規の大規模ガス田は減少しつつあり、最近では中小規模のガス田や高い技術を要するガス田の開発に業界の関心が高まっている。こうした環境下、LNG FPSOは、従来の手法では採算が取れなかった多数の洋上中小規模ガス田を開発可能にする新たな手段として期待されている。

三菱商事としてはFLEX社の第1号案件である今回のプロジェクトに技術開発段階から関与することで、LNG供給源を多様化し、エネルギーの安定供給を目指す。

今回開発対象となるOML122鉱区は探鉱・開発リスクが少なく、気象・海象条件も穏やかであることから、LNG FPSOの設置及び事業化に適した環境であるとしている。

FPSO:Floating Production, Storage and Offloading System の略。天然ガスの浮体式生産・液化・貯蔵および積出設備。

《レスポンス編集部》

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