住友ゴム工業は、タイのタイヤ製造子会社であるスミトモラバータイランドが5月からトヨタ自動車向けに新車用タイヤの納入を開始したと発表した。
スミトモラバータイランド製タイヤが新車装着されるのは、今回が初めて。このタイヤは「高精度と高性能」を追求した住友ゴムグループ独自の新タイヤ製造工法「太陽」で生産されるダンロップブランドの高性能タイヤ『SP SPORT 2030』で、トヨタモータータイランドが生産する『ヴィオス』(日本名『ベルタ』)に装着される。
新工法「太陽」では、車両の商品価値向上のための「振動制御」、タイヤの軽量化、投資効率の3点で、高い均質性の実現による運動性能、振動抑制、乗心地、静粛性、燃費性能など、自動車に求められる様々な要求性能を高い次元で実現できるとしている。
太陽によるグループ全体のタイヤ生産本数は現在までに660万本を越え、2008年末には1000万本を上回る予定。