気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年6月5日付
●ガソリン171円、暫定税率問題値上げ加速(読売・10面)
●米の日本車シェア4割超「低燃費」人気に拍車、景気低迷市場は縮小(読売・10面)
●トヨタ役員報酬17%増(読売・10面)
●インド・タタを格下げ、ムーディーズ(朝日・10面)
●運転手から商品券、財務省職員、タクシー内で授受(毎日・11面)
●米国発:ガソリン高で変わる通勤、他人と相乗り人気(東京・8面)
●鋼材で4社カルテル(東京・9面)
●双日、南アでスズキを販売(日経・9面)
●三菱化学、植物工場に参入、太陽電池活用、照明コスト3割減(日経・11面)
●系列越えた取引、日産系ユニプレス、ホンダから受注(日経・11面)
●「第二東名」使い貨物専用鉄道、有識者委が構想(日経・13面)
●ボルボ1万6000台リコール、「ヴォルツ」9000台改善対策(日経・38面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車は、2008年3月期の取締役と監査役の報酬総額を、前期比17%増の39億2000万円とするという。24日に開く株主総会の招集通知で明らかになったもので、きょうの読売と日経が報じている。
それによると、07年3月期末時点と比べて支給対象者が4人増えて取締役29人、監査役7人となるが、内訳は取締役の報酬総額が35億3800万円(前の期比5億1600万円増)、監査役の報酬総額は3億8200万円(同5300万円増)。取締役1人あたりの報酬額を単純平均すると1億2200万円となる計算だ。ただ、1人当たりの平均報酬が2億円を超える日産自動車とは依然として大きな差がある。
トヨタは前期の連結決算が売上高、利益とも過去最高を更新。しかし、今期は「3重苦」で一転、3割近い大幅減益を予想しており、役員の報酬も潮目が大きく変わることになりそうだ。