新日本石油は、大手需要家との交渉の結果、ベンゼンの6月の契約価格(アジア契約市場における指標価格)を引き上げると発表した。
6月の契約価格は1トン当たり1310ドルで、前月比165ドルアップとなる。
値上げは、原油・ナフサ価格の上昇に伴う生産コスト上昇に加え、ベンゼン生産者において、採算性悪化による生産の抑制、一部の装置を停止していることから、アジア需給にはタイト感があり、アジアスポット価格も上昇、6月のアジアの指標価格は、前月比165ドルアップで決着した。
国内価格換算想定値は、1kg当たり143.9円となる。