【日産360】おもてなし度をアップした新型ティアナ

自動車 ビジネス 企業動向
【日産360】おもてなし度をアップした新型ティアナ
  • 【日産360】おもてなし度をアップした新型ティアナ
  • 【日産360】おもてなし度をアップした新型ティアナ
  • 【日産360】おもてなし度をアップした新型ティアナ
  • 【日産360】おもてなし度をアップした新型ティアナ
  • 【日産360】おもてなし度をアップした新型ティアナ
  • 【日産360】おもてなし度をアップした新型ティアナ
  • 【日産360】おもてなし度をアップした新型ティアナ

今回のイベントのサプライズのひとつが、4月開催の北京モーターショーで発表されたばかりの新型『ティアナ』が試乗可能な状態で用意されていたこと。短い時間ではあったが、手にすることができた。

「おもてなし」をテーマに開発されたという新型だが、その外観はよりアグレッシブな印象である。とくに目をひくのは、大きなヘッドライトやグリルをもつフロントマスク。北京で発表されたように、メイン市場は中国だというのも、あるいは影響しているのかもしれない。

先代で「モダンリビング」を謳うも、意あって力足らずだったインテリアは、間違いなく大幅なクオリティアップを果たしている。しかしデザインからは圧倒的だった個性が薄まり、そしてとくにインパネ周辺などは、かなり濃いテイストとなった。これは好き嫌いが分かれそうだ。

肝心な走りっぷりは、いわゆる快適性が大幅に向上している。つまり、より乗り心地がしなやかになり、静粛性が高まったということだ。

しかしいっぽうで、ステアリングフィールは雲を掴むようだし、コーナリング時の引き締まった感覚も濃いとはいえず、クルマとしての面白みはあまり感じられないクルマになってしまった感も否定できない。非常に乱暴ないい方をすれば、北米で好まれそうな大陸的な趣きである。

同じく新しいFF-Lプラットフォームを使う新型『ムラーノ』も、走りのタッチは似通った雰囲気だったから、これは基本骨格に起因するものなのかもしれない。

とはいえ、取材車両はあくまで先行試作のような段階のクルマ。日本国内向けにはタイヤなどのチョイスも変更されるだろうから、評価の善し悪しを決するのは時期尚早というもの。いったいどれほどの“おもてなし”を感じさせてくれるのか、6月2日に予定される日本国内デビューを楽しみに待つこととしたい。

《島下泰久》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集