日産自動車は27日、『マーチ』に求めやすい価格とした「マーチコレット」を設定して発売した。販売するごとにCO2(二酸化炭素)の排出権を日産が取得する「カーボンオフセット」を自動車販売事業で初めて導入した。
カーボンオフセットは、1台につき1トン分のCO2排出権を日産が取得し、日本政府に届け出る仕組み。購入したユーザーは、CO2削減活動に参加したことになる。
日産の試算によると、1トンのCO2はマーチコレットで約8000km走行した際の排出量に相当するという。
CO2の排出権は非営利団体の日本カーボンオフセットを通じて、太陽光や風力といった自然エネルギー事業などから取得する計画。マーチコレットはFF/2駆モデルで99万7500円。今年9月までの限定で販売する。