三菱ふそうトラック・バスは、5月21 - 23日に開催される「人とくるまのテクノロジー展2008」に、新世代の大型ノンステップ路線バス新型『エアロスターエコハイブリッド』に搭載しているシリーズ式ハイブリッドシステムのコンポーネントモデルを展示すると発表した。
同システム搭載車は7月に開催される「北海道洞爺湖サミット」のシャトルバスとして提供する予定。
今回展示するシステムを搭載しているハイブリッド大型ノンステップ路線バスのエアロスターエコハイブリッドは、小型・軽量の発電用ディーゼルエンジンを新たに採用するとともに、高出力走行用モーターと高性能リチウムイオン電池を搭載した、都市バスとして最適なシリーズ方式のハイブリッドバスだ。
減速時の制動エネルギーを回生ブレーキでバッテリーへ還元するなど、高いエネルギー効率を実現し、2015年度重量車燃費基準を大幅に上回る低燃費を実現した。排出ガス後処理装置に新型DPFを組み合わせることで、新長期排出ガス規制基準に対しNOxおよびPMの10%低減を達成し、低排出ガス重量車認定を取得している。
今回の展示は、その高出力走行用モーター、高性能リチウムイオン電池に加え、補機駆動用モーター、インバーター、発電機、ディーゼルエンジンで構成する。
また、22日12時20分から「第58回自動車技術会賞」の授賞式が会場内で行われ、同社の「運転注意力モニター(MDAS-III)」が「技術開発賞」を授与される。