EVスポーツカーのテスラ、直営ディーラーをオープン

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EVスポーツカーメーカーとして話題のテスラ社が、ついにディーラーをオープンさせた。場所はロサンゼルスの西、おしゃれな街サンタモニカ。

しかしテスラと言えばすでに600台のバックオーダーが入り、400台がウェイティングリスト、という人気ぶり。これまで市販用に生産されたのはわずか4台。

実はテスラはマグナ社の2スピードトランスミッションを採用していたが、生産スケジュールと合わないため急遽リカルド社の1スピードトランスミッションに切り替え、現在急ピッチで生産を行っている。12月までに300台を生産する予定だという。そして来年以降は月産150台が可能、ということなのだが、実現するかどうかは運次第、といったところ。

それにしても1台10万9000ドル、という高額の車としてはまさに「飛ぶような」売れ行き、と言えるだろう。

問題のディーラーだが、建設費200万ドルという豪華な作りだが、展示されている『テスラロードスター』はわずか1台。しかもディーラーとはいえ直営店だ。テスラ社はこの点について「アップルストアに学んだ。ユーザーエクスペリエンスを大事にしたい」と語っている。

今後も直営ディーラーを増やす方針で、2号店はシリコンバレーに夏頃オープンの予定。さらに来年中にニューヨーク、マイアミ、シアトル、シカゴにそれぞれオープンさせるという。

テスラ人気は一時的なブームなのか、それともラグジュアリーカーとして定着するのか、ディーラーの評判に今後がかかってきそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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