今週末の26・27日に、鈴鹿サーキットでスーパー耐久シリーズの08シーズン開幕戦「鈴鹿スーパー耐久500km」が開催される。決勝は27日。
今シーズンは全7戦+オールスター+スペシャルステージという構成。オールスターは韓国テベック・レーシングパークで、スペシャルステージはツインリンクもてぎのスーパースピードウェイ(オーバルコース)で開催される。
エンジン排気量3501cc以上が争うスーパー耐久シリーズのトップクラス、STクラス1は5台のエントリー。日産『フェアレディZ』(Z33)が1台、ポルシェ『911 GT3』が2台、BMW『Z4Mクーペ』が2台というラインナップだ。Z4Mクーペは空力が改善され、911 GT3は最低重量の引き上げ措置が行われ、確実に戦闘力がアップしている。しかも、昨年覇者の1号車「ENDLESS ADVAN Z」(青木孝行/藤井誠暢組)は、大黒柱のベテラン景山正美が抜けたため、3つ巴となりそうだ。
2001 - 3500ccまで排気量の4WD車で争われるSTクラス2は、昨年までは三菱『ランサーエボリューション』vsスバル『インプレッサ』の構図だったが、今年はランエボ一色に。ただし、昨年に引き続きランエボIXのチームもあれば、07クラス王者のオーリンズ・レーシングのように、ランエボXを導入してくるチームもある。今年は、IXvsXの対決だ。
最も車種が多いのが、2001 - 3500ccまでのSTクラス3。マツダ『RX-7』(FD)、ホンダ『NSX』、BMW『M3』、そしてフェアレディZ(Z33)と4車種が参戦。昨年同様に混戦となりそう。
最後のSTクラス4は、排気量2000cc以下の車両が参加可能。ここは昨年同様ホンダ同門対決のインテグラvsシビックとなっている。このクラスは、参戦台数が最も多く、第1戦の全35台中12台(年間エントリーは10台)となっている。
当日券は、27日決勝日は、観戦券が大人4200円、中・高校生1600円、小学生800円、幼児600円。決勝日のみ有効の指定席券は、V席が3500円、S1・S2エリアが2000円だ。