三菱自動車、今期は純利益42.4%減を予想

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三菱自動車、今期は純利益42.4%減を予想
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三菱自動車の2009年3月期の業績見通しは、営業利益が大幅な円安影響や原材料価格の高騰などの減益要因から前年同期比44.7%減の600億円と大幅減益となる見通し。

全世界販売台数(小売)は、ロシア、ウクライナ及び中近東、中南米などでの販売が伸びると見込んでいるものの、北アジア、アセアンでの海外生産用部品の減少と、総需要が低迷している日本、北米での減少を織り込み、前年同期比4%減の130万9000台とする。ただ、グローバル戦略車による販売拡大を図り、完成車の販売台数は同3%増の112万8000台を目指す。

地域別の販売台数は、日本は同5%減の20万7000台、北米は2008年度からプエルトリコ向けをアジア・その他地域に移管することもあり、同16%減の14万5000台、欧州が同14%増の38万8000台、アジア及びその他の地域がプロトン社でのモデル生産終了に伴う海外生産用部品の供給台数減少の影響もあり、同9%減の56万9000台をそれぞれ見込んでいる。

業績の見通しは、販売台数の減少や為替の円高影響を織り込み、売上高は同1%減となる2兆6500億円とした。経常利益は同44%減の480億円、当期利益は同42.4%減の200億円を見込んでいる。

《レスポンス編集部》

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