スズキ3月期決算…増収増益 売上高10.7%増の3兆5024億円

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スズキが発表した2008年3月期の連結決算は、最終利益が前年同期比7.0%増の803億円となり、大幅増益となった。

四輪車の販売台数は国内が同2.5%減の67万3000台だったが、海外販売が同13.1%増の173万2000台と大幅に増加し、合計では同8.3%増の240万5000台だった。四輪車生産台数は同9.3%増の263万7000台だった。二輪車・ATVの生産台数は同6.6%増の339万3000台と好調だった。

このため、売上高は同10.7%増の3兆5024億円と、海外売上の伸長で大幅増収となった。

営業利益は諸経費の増加で469億円、研究開発費の増加で166億円、原価償却費の増加で117億円と減益要因があったものの、売上増やモデルミックスの改善で408億円、原価低減で284億円、為替差益225億円の増益効果があり、同12.4%増の1494億円と大幅増益となった。

経常利益は同12.7%増の1569億円だった。

2009年3月期の業績見通しは、四輪車、二輪車・ATVともに販売増を計画、売上高はほぼ横ばいの3兆5000億円を見込んでいる。しかし、為替差損や研究開発費が増加するため、営業利益が同6.3%減の1400億円と減益を予想。経常利益は同4.4%減の1500億円、当期純利益は同0.3%減の800億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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