いすゞ自動車は、大型トラック『ギガ』のトラクタシリーズに衝突の被害を軽減する「プリクラッシュブレーキ」をオプションとして追加、14日から発売すると発表した。
同社は、2007年10月に、先行車との衝突が不可避な状況において衝突被害の軽減を図るプリクラッシュブレーキを搭載したギガシリーズを発売したが、トラクタシリーズにも展開する。
すでに4×2セミトラクタに標準搭載されている電子制御式車両姿勢制御システム「IESC」とあわせて安全性能の向上を図る。
プリクラッシュブレーキは、ミリ波レーダーの検知アルゴリズムによって先行停止車両を検知する。追突の危険が迫った場合、まず警報で注意を喚起し、ドライバーにブレーキ操作を促う。さらにドライバーがブレーキ操作を行なわず、追突する可能性が高いと車両が判断した場合には、自動でブレーキをかけ、衝突時の速度を低く抑え、衝突被害を軽減する。
ギガトラクタ用のプリクラッシュブレーキのオプション価格は55万円。