【Fニッポン第1戦】決勝…0勝の07年王者松田が開幕優勝!

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フォーミュラ・ニッポンの2008年の開幕戦が、4月5・6日に富士スピードウェイで開催された。07年王者の松田次生(LAWSON IMPUL)が優勝。

今年はノックアウト方式が予選に採用されたり、パドルシフトシステムが採用されたりするなど、改革が試みられたのが特徴。ドライバーラインナップも20名中7名が新人、もしくは復帰した選手だ。移籍した選手も多く、またメインスポンサーや体制が大きく変わったチームも複数あるなど、かなり新鮮な状況である。

予選は、松田がポールをゲット。2番手はARTA56号車の新人・伊沢拓也。PIAA NAKAJIMA32号車の小暮卓史や、Team LeMansの本山哲など、07年に勝利した選手は下位に沈んでしまい、新鮮な顔ぶれが上位に並んだ。

レーススタートは、松田がクラッチミートに失敗し、伊沢がトップに立つ。しかし、その伊沢も第1コーナーでミスを犯し、松田がトップの座を取り返す。伊沢は松田に食い下がろうとするが、ジリジリと離され、逆に3番手に上がってきたアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S・36号車)にもかわされてしまう。しかし、そのロッテラーはパドルシフトトラブルで姿を消し、再び伊沢が2番手に。最終的に伊沢は、小暮に接触してしまって足回りを痛め、42周目にリタイアとなっている。

パドルシフト作動不良などのトラブルや、コースアウトなどで次々と2位以下が消えていく中、松田は独走態勢で疾走。終盤の焦点は、ストレイトvs立川祐路(CERMO/INGING・48号車)による2位争いと、ブノワ・トレルイエ(LAWSON IMPUL・2号車)vsロニー・クインタレッリ(CERMO/INGING・47号車)による4位争いに移っていく。2位争いは立川が、4位争いはトレルイエのベテラン勢が制している。

最後まで松田はノートラブルで走りきり、07年は1勝もできずに悩んでいたが、今年は早くも1勝を挙げた。ポイントシステムも変更され、1位は15点。予選ポールにも1点が与えられるので、松田は一気に16点も稼いだ。

第2戦は、5月10・11日に、鈴鹿サーキットで開催だ。

《デイビー日高》

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