昨年は9日間の開催で約160万人の一般来場者があったバンコクモーターショー。この国の一般的な人にとってクルマは簡単に買えるものではないが、クルマへの関心は非常に高いのだ。
一方で、貧富の差が激しく富裕層が多いのもこの国の現実。そんな富裕層のために、バンコクモーターショーでは報道関係者対象の「プレスデー」や一般公開に先立ち「VIPデー」と呼ばれる日が設定されている。
VIPデーは、現地のディーラーが優良顧客を招待する日。会場では新車の販売(契約)がおこなわれ、ショーで実車を確認してその場で契約するのが、富裕層にとってステイタスなのだ。
毎年、VIPデーだけで高級輸入車を中心に100台以上の車両が契約されるという。そして会期中には、会場内にて1000台以上のクルマの契約が結ばれる。