アルファロメオが米で復活

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イタリアのフィアット社は、傘下のアルファロメオをアメリカに再上陸させ、販売の予定があることを明らかにした。アルファロメオは1995年に売れ行き不振から米市場を撤退したため、実現すれば15年ぶりの復活となる。

フィアット社はすでにビッグ3と個別に協議中で、パーツや生産工場のシェアによるコストダウンを模索中だという。ドル安により、ヨーロッパのメーカーはどこも為替損で苦しめられているが、フィアットは現地でのパーツ調達、一部生産などでこれを解消し、将来はアメリカ国内で生産したアルファロメオをアジアなどに輸出、という図も描いている。

フィアット社のセルジオ・マキオーネCEOは、「アメリカで生産する必要性というものを早くから認識していた」と語っており、早ければ2011年か12年にもアメリカでの生産を実現させたい、という意向だ。

また、アルファロメオの販売が好調ならば、フィアット『500』なども順次米市場に導入し、全面的なカムバックを果たすのが目的となる。

小型車人気が高まる米市場で、フィアットが参戦すれば競争は激化しそうだ。果たしてフィアットは、BMWのMINIブランドのような成功を勝ち取ることができるのだろうか。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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