新日石と九州石油が合併へ 石油需要低迷

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新日本石油は、九州石油と合併することで合意したと発表した。強靭な企業基盤の確立と国内における競争力の一層の強化を図るとともに、経済成長の著しいアジア・環太平洋地域での石油化学製品・石油製品の輸出拡大による事業の発展を図るのが狙い。

両社は今後、「統合準備委員会」で合併のための詳細を決めるが、新日本石油は株式交換で九州石油の全株式を取得すると見られる。その上で今年10月1日を目処に合併する。

合併後は、国内事業では原油調達・輸送、精製、物流のサプライチェーンで業務の一本化・効率化を図り、国内トップクラスの製油所を目指す。両社の販売子会社も再編して効率化を図る。

海外事業では、アジア・環太平洋地域への事業拡大を目指して石油製品の輸出に必要なインフラを活用、機動的な輸出数量の拡大を目指す。

原油価格高騰による燃料負担の上昇や燃料転換・省エネ進行による燃料油需要が減少していることから両社は統合することで、効率化し、競争力を強化する。

《レスポンス編集部》

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