セガのラリーゲームシリーズ最新作『SEGA RALLY REVO』。高精細なグラフィックにこだわった1本で、そのこだわりのひとつが、コース上に残る轍(わだち)の扱いの徹底ぶり。
1台走るごとに轍が残され、その上を別のクルマが走ったり、自分が2周目以降にトレースしたりすれば、さらに深くなっていくというリアルさなのだ。轍が深くなれば、砂の下からターマック(舗装路)が現れたり、雪の下からグラベル(未舗装路)が現れたりするという具合である。
ウォータースプラッシュを行える冠水した路面が1コースに1 - 2か所あるのだが、この水面もまた美しい。前走車のウォータースプラッシュによって跳ね上げられた水しぶきで視界が悪くなるといった表現や、ぬかるんだ路面では水たまりから深い轍が前方に伸びて、そこにも水が流れ込むという細かい点まで表現されていたりする。
さらに、そうした悪路(特にぬかるみ)を走破すると、自車のリアバンパーの辺りはかなり泥が付着して汚れる。当然最初はきれいなのだが、汚れるような箇所を通ったときに徐々に付着していくという具合だ。
轍以外にもインタラクティブな要素はあり、今回はコースの障害物を破壊できる。コース上には、岩が落ちていることもあれば、看板や標識が建っていたり、コーンが置いてあったりもする。本作はダメージ表現を採用していないので、それらを吹っ飛ばしてもマシンが壊れることはない(ただし当たった瞬間は速度が落ちる)。それらをどかして新たなラインを作り出せるのも、ポイントのひとつなのだ。
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