横浜・みなとみらいで開催された「ジャパン インターナショナル ボートショー2008」(6日 - 9日)で、業界関係者が興味を示した技術がトヨタ自動車の「ドライブアシスト」だ。
同技術は『プリウス』のパーキングアシスト技術を基にした新開発のテクノロジーで、ジョイスティックを操作するだけで、ボートの後進や全方向の平行移動を可能にしたもの。これによって、マリーナ内での潮の流れや風向きを読みながらの難しい離着岸を、安全でスムーズに行うことができる。
トヨタ関係者によると、2軸のボートなら既存の船にも装着可能とのこと。トヨタではこのユニットは他社にも販売していく方針で、すでに引き合いも多いそうだ。
今後はロボットの技術も応用し、クルマの“自動車庫入れ”のように、ボートでも設定をすれば自動的に着岸できるようにする考えである。数年後にはボートの操縦もかなり易しくなりそうだ。