「B to Bビジネスの可能性も視野に入れる」…MapFan Web 交通FLASH 開発者に聞く

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インクリメントP(iPC)は6日、同社のPC向け地図サービスのMapFan Webに、都内の主要交差点30カ所に設置したカメラ映像をFLASHで流す「MapFan Web 交通FLASH」を追加した。サービス開発に当たったiPC第二商品本部第三商品企画営業部の山根克仁氏と長谷川あゆみ氏に話を聞いた。

---- :青信号のタイミングで映像を切り取るという仕組みを教えてください。

山根氏:厳密には青信号ではなく、交通流を解析して、クルマが流れていると判断できる映像を切り取っています。はじめは信号機を狙って青信号を判別させることを考えていたが、これにはカメラを低い位置に置く必要があります。しかし、設置場所の関係で低い位置にカメラを設置するのは難しく、また、カメラが低い位置にあるとアングルが限られてしまい交差点全体を構図に収められない。このため交通流解析による映像配信としました。

---- :映像はサーバ側で解析するのでしょうか。

山根氏:いいえ、カメラ側で交通流の解析をおこない、映像データをサーバに送っています。このため交通FLASHの設置カメラには、専用基盤を起こしました。

---- :利用者のターゲットは。

長谷川氏:PC版のMapFan Webでは、週末のドライブやビジネスシーンなどで、都内のドライブルートを事前計画する方を狙いとしています。外出中や移動中にリアルタイムの道路状況を知りたい方はケータイ版を使用してもらえればいいと思います。また、タクシーの運転手や運送会社のトラックといった職業ドライバーの方にも需要があると見ています。

---- :カメラ設置に際しての苦労は。

山根氏:現状カメラを設置しているのは30カ所だが、候補物件は100件以上ありました。設置にはビル所有者と交渉して許諾を得る必要があります。また、設置に当たってはできるだけ建物を傷めることなく光ファイバーを通すのに苦心しましたね。建物によってはアングルが合わなかったり、どうしても配線できなかったりして設置を断念したところもありました。

---- :ビル所有者の理解は得られましたか。

山根氏:交通渋滞の解消という、公共性のあるもの、公共交通に役立つものとして説明することで理解していただけたと思います。このカメラはあくまでもクルマの流れを把握するために設置したもので、映像データを蓄積したり、車両ナンバーなどプライバシーが分かるほどの解像度の映像は取得していません。

---- :将来的にはどのようなサービスに育てていきたいか。

山根氏:交通FLASHで青信号の状態の2秒間を見ればおおよそのクルマの流れが分かります。生映像を切り取って、見やすい状態のものに加工して流すというのは当社の独自技術。将来的にはカーナビメーカー等に提供するなどBtoBビジネスの可能性も視野に入れています。今回、都内でのサービス事例ができたので、その結果を見て全国に広げていければ、と考えています。

---- :ありがとうございました。

《レスポンス編集部》

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