3月のジュネーブモーターショーでメルセデスヘンツは、クーペファミリーの新顔、『CLC』を国際披露する。先代に当たる『スポーツクーペ』と比べて、1100点以上の部品が新開発ないし改良されたという。
エンジンは4気筒4機種、6気筒2機種の設定。出力は90kW/122HP - 200kW/272HP。
ターボディーゼル搭載の「CLC200CDI」の燃費は5.8 - 6.1リットル/100km(16.4 - 17.2km/h)、先代と比べて10.8%の改善。CDIは満タン(62リットル)で1000km以上の航続が可能だ。
「CLC200コンプレッサー」の出力は135kW/184HPで、15kW/20HPの出力増強。いっぽう燃費は7.8 - 8.2リットル/100km(12.2 - 12.8km/リットル)で、0.7リットル/100kmの改善となっている。
レーシングカーゆずりの特別装備は、速度計と回転計の針。イグニッションがONになると、いったんフルスケールまで回ってからスタート位置に戻る。
またダイレクトステア・システムを採用し、素早いハンドリングと安全性の両方を向上させた。これは速度感応式可変ギアレシオをもつ速度感応式ステアリングシステムの発展形。
トランクリッドは設計が大幅に見直され、1100リットルの容量を持つ。