小倉クラッチが発表した2007年4 - 12月期の連結決算は、当期損益が1億2400万円の赤字に転落した。業績が悪化しているのに加えて、投資有価証券評価損を計上したため。
売上高は前年同期比2.6%減の371億8100万円と減収だった。米国の主要顧客向けの販売が低迷したのが主因だ。
収益では、売上げ減に加えて、鋼材、銅線などの原材料価格値上がりの影響を受けて、営業利益は同54.5%減の5億2100万円、経常利益が同55.4%減の6億2200万円にとどまった。
通期業績見通しは下方修正し、売上高は同1.3%増の515億円、営業利益が同0.7%減の4億2000万円、経常利益が同0.7%減の5億4000万円、当期損益が2億2000万円の赤字となる見通し。