『“広いぞニッポン、気まま旅!”キャンピング&RVショー2008』(幕張メッセ/2月9 - 11日)では、メルセデスベンツやフィアット、フォードなど、海外のプレミアムなキャンピングカーと並び、国内の小さな会社のクラフトマンたちによる自信作が異彩を放っている。
広島県安芸高田市に店舗・工場を構えるキャンピングカー広島が出展した『カジュアルキャンパー・パル』というクルマもそんな1台だ。
各社がワンボックスカーやSUVをベースにしたキャンピングカーを出展している中、同社はライトバンタイプのトヨタ『サクシード』バンをベース車に選択。ビジネスにも遊びにも使えるカジュアルな小型車登録・8ナンバーのキャンピングカーが仕上がったという。
このクルマに企画から関わった桑原健一氏は「営業車をベースにキャンピングカーを作れないかと考えていた。4年の構想を経て完成した」と。
このクルマのターゲットは「カメラマンなど、フリーランスで活躍する人たちをはじめ、大きなクルマは取り回しが難しいと感じる年配の方、ボンネットのないクルマは怖いと感じている方などにお薦めします」と自信を見せていた。月産目標を問うと「月4台しか作れない」(笑)。
価格は格納式2段ベッド、格納式小型ギャレー、収納式調理台、FRP製ポップアップルーフなどが付いて270万9000円(2WD・5MT)から。