多くの自動車メーカーがあらかじめ予想していた通り、1月のアメリカの新車販売はここ数年で最低のペースとなり、昨年比で4.3%減となった。
1月の販売が上昇したのはビッグ6(米ビッグ3と日本のビッグ3)の中でGMのみだが、その数字も2.6%と期待を下回るものだった。
1月の販売台数総計は104万3947台で、年間ベースにすると1524万台。今年の自動車販売台数が1600万台を切ることは早くから予想されていたものの、悲観的な見方と言われた年間1550万台という予想さえも下回る数字。
FRBがさらなる金利引き下げをちらつかせ、自動車ローン金利などが下がることを見越して、各メーカーは今年後半に期待をつないでいる。しかし一方で自動車ローンの焦げ付きも目立ち始め、このまま米景気が後退すれば今年の販売総数は1500万台のラインをも割り込む、というさらに悲観的な見方がウォールストリートには出始めている。