警察庁が発表した07年の道路交通法違反を個別に見ると、社会問題化した飲酒運転や酒酔い運転は激減した。以下、括弧内は06年比較。
・酒酔い……1196件(1478件 / −19.1%)
・酒気帯び0.25以上……3万3771件(6万2317件 / −39.5%)
・酒気帯び0.25未満……3万5414件(6万1381件 / −42.3%)
逆に民間委託で駐車監視員制度を導入した駐車違反は、駐車違反による告知・送致件数と、放置違反金納付命令件数を合わせて300万4383件。前年より105万595件(53.8%)と、激増していることがわかった。駐車監視員による放置車両確認事務は、06年6月から始まった。
・駐停車禁止場所等違反……6万3156件(7万8301件 / −19.3%)
・うち放置駐車違反……5万8703件(7万1682件 / −18.1%)
・駐車禁止場所等違反……58万7397件(94万4133件 / −37.8%)
・うち放置駐車違反……55万1259件(89万5827件 / −38.4%)
・放置違反金納付命令件数……235万3830件(93万1354件 / +152.7%)
また、運転中の携帯電話使用やチャイルドシートなど取締りの方向性が違反件数の増加につながったものもある。
・携帯電話使用等危険違反……201件(360件 / −44.2%)
・携帯電話使用等使用違反……113万0395件(90件5758件 / +24.8%)
・幼児補助装置使用義務……6万7503件(5件4495件 / +23.9%)