日野自動車が発表した2007年4 - 12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比30.5%増の371億円となり、大幅増益となった。
売上高は同7.9%増の1兆0028億円で好調に推移した。国内のトラック・バスの売上げ台数はディーゼル排ガス規制強化による特需が終息したため、反動で同11.4%減の3万3041台にとどまった。しかし、海外向けはアジアや中南米で売上げを伸ばし、海外売上げ台数は同29.6%増の1万720台だった。トヨタ自動車からの受託車もほぼ横ばいだったほか、海外子会社のユニット受託事業も好調だった。
収益面でも売上げ増や資材費値下げなどの合理化で、経常利益は同19.8%増の352億円、当期純利益は同26.5%増の193億円と増益だった。
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。