東洋ゴム工業は、国内市販用タイヤの出荷価格を値上げすると発表した。今回の値上げは4月1日から。
平均値上げ率は乗用車・小型トラック用が5.5%、トラック・バス用が8.0%、建設車両用が8.0%などとなっている。
タイヤ原材料である天然ゴムが依然として高値で、合成ゴム・カーボンブラックの石油化学系原材料の価格も、原油高騰により高値圏で推移している。
同社では、これら原料価格の上昇による影響を吸収するため、これまで生産性の向上、コスト合理化活動に継続して取り組んできたものの、企業努力のみでは吸収できないと判断、値上げを決定したとしている。