東京オートサロンに展示される車の多くは、走りや見た目に特化させたチューンドカーが多い。しかしホンダのブースで注目を集めていたのは、『ステップワゴン』をキッズバイク用のトランスポーターとして使うための車両だった。
いままではバイク用トランスポーターと言えばワンボックスタイプが主流だったが、ステップワゴンでも十分にこなせるという、ホンダの新提案だ。展示車には「ステップワゴン キッズバイクトランスポーター」と書かれているが、新開発したのは車両本体ではなくオプションパーツ。
パーツ群はカーテンやシートカバー、セパレーションカーテン、カーゴマット、リアエンドプロテクターなど、9個のパーツで構成されている。これらのパーツ群をステップワゴンに装着すると、100ccクラスのキッズバイクを1台運べるトランスポーターに早変わりする。しかも、バックドア開放時には上方に跳ね上がったドアにカーテンをかけられるようになり、簡易更衣室までできあがる。カーテンは吸盤とベルトでガッチリと固定されており、少々の風ではびくともしなそうだった。
これらのパーツは参考出品として表示されていたが、担当者の話によると3月ごろに発売を予定している。価格は未定だが、トータルで10万円程度を予定しているそうだ。また、バックドアにつけるカーテンは、単品で販売するとのこと。価格は3万円を予定している。カーテンはバイクレースだけでなく、キャンプや海水浴などにも使えそうなパーツ。アウトドアで遊ぶ機会が多いステップワゴンユーザーにはうれしいパーツだろう。