サーブは13日、デトロイトモーターショーで『9-4Xバイオパワー』コンセプトを発表した。サーブはこのコンセプトカーにより、成長しつつある市場のクロスオーバー・セグメントに、環境に考慮しつつ参入することを表明した。
E85 バイオエタノール燃料・2.0リットル4気筒バイオパワー・ターボエンジンは300HPの出力と400Nmのトルクを発生し、これと4輪駆動システムが組み合わされる。
9-4Xバイオパワーは、アンソニー・ロウ部長が率いるGMヨーロッパの先行デザイン部と、サーブブランドセンターのデザイナー、エンジニアとが協同でが開発した。
ロウ部長は「『エアロX』以来のデザインテーマの展開を基本に、この種の車のユーザーのアクティビティを支援する機能的な、ライフスタイル要件を盛り込んだ」と語る。ユニークなスキー収納システムをはじめとする収納スペースのデザインは、山岳スポーツ用品メーカーのサロモンとの協同開発だ。