米国トヨタ自動車販売が3日発表した2007年の米国新車販売は、前年比2.7%増の262万825台となり、米フォードモーターを抜いて初めて2位につけた。
07年の米新車市場は2.5%減の約1614万台と2年連続でマイナスとなり、2000年以降ではもっとも低い水準となった。米国メーカーが販売を落とす一方でトヨタなど日本大手はプラスを確保した。
トヨタは、サイオンを含むトヨタ部門が2.9%増の229万1648台、レクサス部門が1.8%増の32万9177台と、いずれも過去最高を更新した。これに対し、経営再建中のフォードは12%減の約257万台と2ケタの落ち込みとなった。
ガソリン価格の高騰を背景にトヨタはハイブリッド車も好調で、44%増の27万7750台だった。トヨタは08年の米国市場を慎重に見ており、同社の販売計画も1%増の284万台としている。