HKSが発表した第1四半期(9 - 11月期)の連結決算は当期純利益が前年同期比968.0%増の2700万円となった。
売上高は同5.0%増の19億4600万円と好調だった。、国内は、電子関連商品の販売が前年同期に比べて減少したが、その他の商品の販売が好調に推移し、アフターパーツの国内売上高が前年同期実績を上回った。自動車メーカー向け部品の受託加工は減少したが、マリンジェット用スーパーチャージャーの本格的出荷が10月からスタートした。
一方、海外は、米国ではガソリン価格高騰や福祉車両用部品の販売中止の影響により売上高が減少し、欧州での販売はほぼ前年同期並みとだった。また、アジア地域は、タイ子会社経由で行っていた一部の現地代理店との取引を、本社からの直接取引化することで、製販技一体となった市場開拓活動の強化を図った結果、所在地別セグメントでのアジア売上高は減少したが、連結でのアジア向け売上高は増加した。
営業利益は6100万円と前期の営業赤字から黒字に転換した。経常利益は同488.8%増の5700万円だった。収益貢献度の高い自動車メーカー向けの受注加工売上の減少による影響があったが、売上高増加による売上総利益の増加に加えて、アフターパーツの荒利率の改善と広告宣伝費等の経費支出が減少した。急激な円高に伴う為替差損が発生したが、経常利益は増加した。
通期業績見通しは前回発表したものを据え置いた。